娘が家出したのでlittle forestを観た
突然、娘(3歳児)が自宅裏の両親の家にお泊りに行く!と言い出して荷物をまとめて家出。
不意にやってきた静かな夜の時間。せっかくなので映画を見ることにした。
生きるチカラを充電する春夏秋冬の4部作 little forest
家にいながらにしてタイトルを選べる時代、素晴らしい。
見たのは、告白や寄生獣など、数々の話題作に出演している橋本愛さん主演のlittle forest 夏秋。
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一度は都会で生活していたいち子(橋本愛)が、東北の集落・小森で送る自給自足の日常を描いた、映画というよりはドキュメンタリーのような映像作品。
章の区切りを「1 dish」といった表現を用いて、食を中心にした話の展開が印象的。
・パン=夏の屋内の湿気・カビ対策に薪ストーブを使ったついで
・グミの実のジャム=都会生活時代の彼氏との思い出の回想
・トマト=雨が多く、ビニールハウス栽培が中心の小森で、いち子が効率の悪い露地栽培を続ける理由
などなど、食材に物語を絡めている。
日常生活が物語の芯なので、こういう見せ方は自然で、見ていてしっくり来た。
見た感想
失踪した母親・自分と向き合う為に同じく都会から帰ってきた青年・このまま小森に居着く事に対して葛藤のあるいち子。
「こんな田舎にこのクオリティの若い女の子が独り暮らしとかwww」っていう違和感を抱いたところから、little forestの世界に引き込まれ始めるんだろうなぁっていう映画だと思った。
勘ぐり過ぎかしら。
田舎暮らし・スローフードっていう世界観で包んだ、自分の在り方をテーマにした話なのかなと。
休みの日に珈琲でもすすりながらぼんやり流す映像とかにもピッタリすかね。
続編も是非見たい。
ただ、あんましロハスロハスした感じとか、自然至上主義みたいなのは好きじゃないです。
あー。出掛けてぇ。
講談社
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