Uchi KazJob:Designer

21 Jan., 1979
:Saitama, :Shibuya

千葉の山奥でホタルを探した話

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先日、とある計算をした。
娘が12歳前後で思春期を迎え、「クソオヤジ超ウゼェ」と言い出し、18歳で大学進学して独り暮らしを始めるとすると、父娘仲良く過ごせる夏は、3歳の現在から数えて多くて9回
(12歳以降も仲良くしてくれる可能性はあるけれど、ここは悲観的に考える)

あまりの少なさに愕然とした。
「あいつ、マジでミミズ以下のクソ野郎だけど小さい頃は楽しかったなぁ…」
といった感じに、振り返った時の思い出が輝くようにしたい。

というわけで、今回は千葉の山奥にホタルを探しに行ってきた。

ノープランで奥養老バンガロー村へ

山梨県道志村と千葉県養老渓谷とで悩んでいたのだけど友人提案で、目的地は養老渓谷に決めた。
ついでにデイキャンプをしよう。
手持ちのアウトドアアイテムを適当にトランクに載せて昼に出発。
途中のスーパーで適当な食材を買い込んで15時に現地へ。

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小さな養老温泉街の合間をスルッと抜けると、奥養老バンガロー村がある。
急な階段を降りると、川に簡素な橋がかかっていた。
そいつを渡り、対岸の岸壁沿いの階段を再度昇ると、広大なスペースにいくつものバンガローが建っている。

「こんな時間からデイキャンプ?」
管理棟でオジサンに声をかけると、軽く驚かれた。
「えっと、17時までなんだけど」
2時間しかない。まぁ、いいか…とお金を払った。

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デイキャンプスポットまでは距離があるので、荷物は専用ロープウェイ

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バターチキンカレーを作った。米の炊き具合も上々。

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この日唯一のお泊り家族の女の子と娘が仲良くなった。
一期一会かもしれないけど、また会えたらいいなと思う。

大急ぎで片付けて、女の子に別れを告げる。
娘は、「手紙を書く!」と約束をしていた。それ届かない。

夜の山間部へ

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友人が用意していたペンライトを片手に、日の傾く山間部へ。
ところが全く気配がない。車では入っていけなさそうな細い山道と不気味なトンネルが幾つも現れたところでヨメが「これ以上は行きたくない」とギブアップ。

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引き返す途中、茂みの中にフンワリとした灯。

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数は多くないものの、あちらこちらに柔らかな光が灯り始めた。
ちょっと時間が早かったのかもしれない。
三脚忘れたのでまともな写真は撮れなかったけれど、うっすら撮れた。

「見られて良かったー!友達出来たし、◯◯ちゃん(友人のヨメ)も遊んでくれたし大好き!」
と大満足したようで、帰りの車の中でもペラペラうるさい娘だったとさ。
初めてホタルを見たはずの娘が
「ホタルは久々だね!パパのお腹にいた頃に見たよ。」
と、なんだかおかしな事を言ってたので苦い顔でスルーした。

次は娘熱望の富士山見物かなー。

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