Uchi KazJob:Designer

21 Jan., 1979
:Saitama, :Shibuya

秘境 湯西川温泉に家族四人で行ってきた話

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俺は肌は白めの青ビョウタンなのだけど、嗜好はアウトドア寄り。
お外大好き!っていうか、家の中にいるとどこまでも怠惰に堕ちていける自信があるし、三日もそうしていれば足腰立たなくなるくらいに生物的に弱る自信もある。なので、遊ぶなら外に出なくちゃいけないと自らに課している感が強いのだ。
俺みたいな怠者は外に出ないとクソ以下に成る。

休日がマンネリ化してストレスも溜まっているし、たまの旅行は義母なども一緒なので気疲れMAX。
早めの夏休みを1日貰い、初とも言える家族のみの旅行に行ってきた。

目的地は栃木県は日光の更に奥、湯西川温泉

なにせ急な企画だったので、どこも宿がない。
嫁がどっかのサイトで見つけてきた旅館を勧めてきたので、「あぁ…検討会めんどいから任せるわ。」と丸投げ。
予約した湯西川温泉 平家直孫の宿 本家伴久は日光の奥の川治温泉の更に奥。
運転がツラそうだ。丸投げしただけに文句は言えない。

今市の天然氷のカキ氷 松月氷室


最初の目的地は今市にある}天然氷のカキ氷 松月氷室
秩父にある}阿左美冷蔵が火付け役になった、天然氷を使ったかき氷ブーム。いまや都内でも食える天然氷だけど、旅先で食うとひと味違うってんで決定。
行列もそこそこに、イチゴ味・みかん味・きなこ味を頼んだ。


天然氷はフワッフワで食ってもキーンとならない。
その秘密は不純物のない氷と、少し暖めた氷を使うところにあるらしい。
毎回、たかがかき氷と思って食って面食らう。きなこ味が絶品だったけど、娘はイチゴ味推し。
「こんな美味しいかき氷、産まれて初めてだよ!めっちゃ美味しい!来て良かった〜」
とクソませた発言を連発していた。

定番コースの華厳の滝と中禅寺湖


子供の頃から十回以上は見てきた華厳の滝だけど、娘にとっては初の滝。
連日のゲリラ豪雨で水量最強の滝を見た。


娘の「ボートに乗りたい」というリクエストに答えて中禅寺湖でスワンボート。
足がまるで動かない。
スワンボートって海外にもあるのかな。外国人が見たらネッシー的なものの群れに見えるのかな。
どうでもいいけど。


一日目の予定はコレで終えて、平家の落人の里へ向かう。
途中、愛車XVの燃費計が20km/リッターを上回った。正しければカタログ値を超える性能。

湯西川温泉 平家直孫の宿 本家伴久

全国各地に散らばる平家の落人伝説。
ここは一応由緒正しいモノらしく、オーナーは伴さんと言う方らしい。名を隠すための平→半→伴(平の人)という苗字カスタマイズが施されている。
ここいらでは、人が暮らしていることを悟られないために犬、鶏を飼わない・焚き火をしない・鯉のぼりを掲げないなどの風習が残ってるらしいよ。そういや犬見掛けなかったかもしれない。気のせいかもだけど。


}湯西川温泉 平家直孫の宿 本家伴久
割と良いお値段するだけあって立派な建物。
ただ、あちこちに置いてある乱雑なオブジェや、喫煙所の灰皿にたまり放題の吸い殻等々、なんか惜しい宿だった。
基本的には、おばちゃんはアットホームだし、スタッフのお姉ちゃんも子供慣れしてて好印象。
名を隠して伴にしたのに提灯に平家って書いてあんのはどうなんだろうね。


食事はボリュームもあって美味しかった。
子供用の飯も、から揚げ・エビフライ・グラタン・ハンバーグとドッカンドッカン。
風呂は大変熱かった。露天風呂から見える清流には大きな川魚がウジャウジャいたよ。


食事の間にはかずら橋を渡って行く。
高所が苦手なハズの娘がスタスタ歩く。旅でテンションおかしくなるのはオトナも子供も一緒か。

貸切露天からの魚つかみ取り川遊び


二日目は早朝から家族で貸切露天。
娘が走って転んで頭を打つトラブルがあったものの、怪我もなく快適。全裸で川を眺めていたら、かずら橋から丸見えだった。

歩いて数分のとこで、魚のつかみ取りをやってるということで行ってみた。



釣りは趣味でやってるものの、魚類を触るのは苦手。
キャーキャー言う父親の背中を見せるわけにはいかんということで必死で頑張るものの


完全にヘッピリ腰
ビニールを仕掛ける罠方式に変更して一尾GET。


どうにか頑張って追加で二尾をつかまえて塩焼きに。
さっきまで生きていた魚に「命をありがとう、いただきます」と命の教育。
親らしいなコレ。魚、あんま好きじゃないんだけど。


相当旨かったらしく、猫みたいにかぶりついてた。


すっかり骨。


引き続き、清流で川遊び。顔を洗えるくらいの綺麗な水に大興奮。


オタマジャクシを捕まえて触らせた。
川超楽しい。個人的には海より断然山&川派なのだ。


平家の里を散策。
もう一泊出来ればもっと色々散歩出来るんだけど。知らない土地を歩きまわるのは楽しい。
ここには自分の知らない非日常があって、そこを日常に生きてる人がいるのだ。
お漏らししそう。
電流の流れる柵があったりしないか警戒しまくった。

今市に戻り、トリックアート展へ。途中、姪が産まれる。

午後になり、帰りを視野に入れたプランに。
日光猿軍団、東武ワールドスクエア、トリックアート展の中からトリックアートが選ばれたので向かう。
途中、山道をくだっていると、弟からLINE。
予定日よりも2週間早く、姪が生まれた報告を受ける。大変めでたい。
浮かれて遊んでてごめんなさい。


ガイドのお姉さん、あっちの子の方が可愛かったな…とか思いながらトリックアートを観る。
娘はノリノリでめちゃくちゃ楽しそうだ。

帰路

木曜の夜は、会社のイベントで海。
1時頃に帰宅して起きて旅行。この3日間の総移動距離は600km近く、運転時間も合計10時間くらいになる。
父親とは疲れる。小さい頃、親父が旅先でずっと寝ていたのも頷ける。

疲れて寝るまで喋り倒しの娘に付き合ってたら、普段寡黙な俺は喉を痛めた。
「旅行楽しいねぇ来て良かったねぇ。今日もお泊りしたかったな。」
我が家の決裁権は、いまや娘が全て握ってると言って間違いない。今回の行き先も、いちごが名物の栃木県か、富士山のある静岡県がいい!(名物で覚える日本地図を勉強中)と、娘が決めた。
満足してくれて良かった。
ちなみに、「秋田県にだけは行きたくないんだよね。鬼(なまはげ)がいるし。」らしい。

「次は9月に大阪ね。」
なんでやねん。

関連リンク

}天然氷のカキ氷 松月氷室
}湯西川温泉|観光スポット|日光旅ナビ
}湯西川温泉 平家直孫の宿 本家伴久
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