娘にカメラをくれてやって
一緒に散歩した話
一眼を数台買い換えてきた。
使っていないけど、まだまだ使えるカメラもある。このカメラは数年前に使っていたOLYMPUS E-PL1。
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ヨメが
「売ったりあげたりするくらいならあたしが使う!」
と言っていたものの、使い方のハードルでつまづいた。
教えてやれよって話になるんだけれど、ここは難しい問題だ。
学力に限って言えば蚊と犬くらいの差があるヨメと俺。蚊にドヤ顔で物を教えられるなんてのは、ヨメのプライドが許さないんだろう。
偏差値の高い馬鹿のくせに、なんて生意気なんだろうか。
というわけで、E-PL1を娘に託してみた
そんなこんなで、最近iPhoneカメラにハマっている4歳の娘にくれてやることにした。
レンズはフィッシュアイのボディキャップレンズ。
決して安いわけではないけれど、最悪壊してしまっても諦めがつく。
さっそく、娘にE-PL1を託した。
大人と子どもがカメラを持って旅をする、大人の写真。子供の写真。という本が、とても刺激的だったので、真似をして近所を一緒に散歩してみたよ。
エイ出版社
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キーワードは楽しむこと
気になるものがあったらなんでも撮ってごらん
とだけ伝えて出発。
撮り合い
いっちょまえの構え。
妙にあやしい父親。
最初に気になったもの
なにやらしゃがみこんでアングルを試行錯誤している姿を撮った
頑張って撮っていたのは石だった。娘曰く、「これは良い石だよ」。
道に咲く花
金網越しに「見て!パパの大好きな赤い花!!」
背の高い俺が撮った、金網の上からの写真。
娘には見えない真っ赤な彼岸花の向こうには、白いレインリリーが咲いていた。
撮りまくる娘
俺がシャッター切らない間に娘はバンバン写真撮りはじめた。
「こんなに猫じゃらしあったら、猫大変だね。忙しいね。」
言われてみるとそうか。あいつら、どういう気持ちなんだろう。
「今年の夏で、一番気に入ってるサンダルなんだー。秋は新しいブーツ買ってね。」
ぐんぐん大きくなってるので、去年買ったのがあるだろとは言えない。
「あー止まらないで。こっち見ないで!だからー、まっすぐ歩いてて。」
うるせぇなハイハイ。
「ねぇ、光があるから影ができるんだよね?光がない夜は影はどこにいるの?」
大喜利でも始めようってのか。
「2人で作ったんだよね。作って良かったね〜。アイス食べたりジュース飲んだり。」
ネジ締めでくらった関節痛が、やっと治ったわ。
思ってたよりも楽しかった
使い方がどうとか構図がどうとかよりも、純粋にシャッターを切る事を楽しんでいる姿を見て、あぁ物事のスタートってのはこうあるべきなんだろうなぁと改めて思った。
石ころだったり落ち葉だったり、壁のシミだったり、子どもなりにインパクトを受けた証として写真が残ることが面白い。
そういえば、昔は何をしてても大冒険だったなぁ。
なにか面白いものないかなー、綺麗なものないかなーと言いながら歩いてるのを見て、情操教育的にも悪くないのかもなってのも思った。
でも、あんま写真にハマってこじらせたりとかしてもアレだな。。。