Uchi KazJob:Designer

21 Jan., 1979
:Saitama, :Shibuya

娘の、見えないおともだち ぶりび君

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娘には、「ぶりび君」という見えないお友達がいる。
2歳半ばくらいから会話の中に登場し始めた「ぶりび君」
記録がてら、ブログに彼(後述するが、厳密には”彼”ではないらしい)の事をしたためておこうと思う。

ぶりび君は、事故にあったらしい。
それはそれは悲惨な事故で、彼の周りには大勢の人々が倒れていて、助かったのは一握りだったそうだ。
ぶりび君の隣には、両足を無くした赤い服を着た30歳の女性が立っていたらしい。
娘が言うには、母親ではないそうだ。女性の足は、今現在はあると言っている。

ぶりび君は救急車で病院に運ばれるも、残念ながら、息絶えたらしい。
今は30歳の女性と、小さな山に住んでいるらしい。
遠くに見えた筑波山を指さして、
「あれくらいの山?」
と聞くと
「ううん。もっともーっと小さな山。」
と教えてくれた。
まさか、土葬か。

“君”とは言っているものの、性別は男でもあり女でもあり、3歳だったけれどお爺ちゃんでもお婆ちゃんでもあるということだ。
霊化して、性別や年齡の概念を超えた存在になっているのかもしれない。

父と、庭に設置したクリスマスイルミネーションを撤去している時に、娘が
「ねぇ、ジィジ。ジィジは次のクリスマスまで生きてる?大人はみんな、いつか死ぬんでしょ?」
と尋ねた。
「お前、どこでそんな事聞いてきたのさ」
と聞くと、
「ぶりび君から聞いたの。ぶりび君はなんでも知ってるの。」
と満面の笑みで答えた。

テレビやなんかから見聞きして得た断片的な情報を組み立てているのかもしれない。
でも、なんだって言うんだろう。
うちの子、一体何を言ってるんだろう。

One Response to “娘の、見えないおともだち ぶりび君”

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