ファッキンハロウィン

去るハロウィン。
渋谷の街ではゾンビやなんかが大徘徊していたようですね。
}hamashun.org : 渋谷ハロウィン 2014・昼
ハットの方のクオリティが異常に高いのでリンク張らせていただきやした。
職場へと向かう道中のドンキには、店頭におびただしい数の仮装グッズ。
そこに集まる若い女子達を眺めては、けしからん実にけしからん!とウフウフしていました。
僕はどちらかと言うと、こういうイベントは嫌いです。
普段から騒いでるヤツが、騒いでも構わないという免罪符をもって水を得た魚になるような日だと思っています。
僕は、斜に構えてればモテると思ってるタイプです。
イベントへの強制参加
娘の通う保育園では、ハロウィンの日は仮装登園がオススメされてる。
もちろん仮装するしないは自由なのだけれど、子らは喜んで仮装をする。
その矛先は保護者へも向けられる。
「任意ですが、仮装でのお迎えは子供たちが喜ぶので可能であれば出来るだけ」
こんな言い方をされて断れば、同級生達に
「お前のオヤジは空気読めない系だよなw」
とか的確な指摘を受けて、嫌われる可能性が高まる。
3歳児とは言え。嫌われる可能性は出来るだけ排除したいのだ。
パパはどうすればいい?
の問いに、
「あたしはアナになるから、パパはオラフになればいいんだよ」
と、まさかのピンポイントリクエスト。アナ雪流行り過ぎだろ。
しかもそいつ、妙に存在感があるくせに物語の中での必要性殆どなかったヤツじゃねぇか。
ビジネスの香りしすぎてんだよ。
そんなわけで衣装探しが始まった。
見つからないオラフ
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幾つかは見つかるものの、全て海外製で発送が間に合わない。
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おおぅ…値段…。ていうかクオリティ。
これは参った。
市販品は見つかりそうにない。最悪、カボチャの気ぐるみでそっとやり過ごすしかない。と伝えたら、
「オラフがないならエルサでいいじゃん」
と娘。女装だけは勘弁してくれ。
DIYの決意
ドンキで浮かれた若造に混じって、仮装グッズ売り場で物色。
使えそうなヤツを見つけたので、こいつをベースに手作りするしかないと腹を決めた。
でも、こいつ。。。
色々あって、俺も思い入れがゼロってわけじゃないんだよね。色々あって。
まずはシール型フェルトをフリーハンドで切り取って顔のパーツを作る。
その間に嫁に作らせたニンジンの鼻を合わせてみたら…
これ、まぁまぁ行けるんじゃないか?このまま白いネックウォーマーに貼り付けて終わりでいいんじゃね?
ってんでやってみたところ…
あかん。
これはあかん。
保育園の門くぐる前でアウト。
というわけで…ごめんね、◯ーン。
顔部分を白いフェルトを被せて、透けないように詰め物まで施す。
するとどうだ、こうなった。
クオリティはアレだけど、ぎりぎりいけんだろ。
あとは腹にボタン?をくっつけて
ほーらオラフ
ほんとは腕チギって茶色いロンT着ようと思ってたのだけど、さすがに気が引けたのでやめた。
でもほら、もう◯ーンの面影なくね?
いざ本番
衣装をトランクに詰め込んで保育園に到着してみると…
保護者、ほとんど素じゃねぇか。空気読めよ…。
そっと俺も素で入って行くと、娘からオラフで来る事を聞いていたと思われる先生に制止された。
「お父さん、オラフでは?オラフでは??」
「すよね。そうすよね。着てきますね。」
諦めて門の前で着替えた。
帰り道の少年少女らがオラフだ!とワイワイ集まってくる。
36年間、人気者経験ゼロの俺に若干の快感が沸いた。
そんな自分を恥じた。
教室へと入っていくと娘発見。
あれ…なんか…ちょっと冷めてるモード入ってないかアイツ…
「お、オラフだよ。ぎゅっと抱きしめて?」
「…うん。帰りの用意するし、あとでね。」
やだこいつ。
なんでこういうとこ俺っぽいの。
そして妙に心理的距離感のある記念写真を撮った。
来年、娘の想定を裏切るクオリティで目にもの見せてやろうとリベンジを誓った。
そんで、あれだ。
なんかちょっと楽しい。仮装。